

今回の記事のテーマは「薄毛対策のヘアケア商品」です。
薄毛対策の商品と聞くと、育毛剤や発毛剤を思い浮かべる人が多いでしょう。
しかし、それだけではありません!
「ヘアトニックって見たことあるけど、どんな効果あるの?」
「サプリメントの広告よく見かけるけど、何を使えばよいかわからない…」
今回はそんな疑問をお答えしていきます!
- 育毛対策のヘアケア商品に様々な種類があること
- それぞれのヘアケア商品の用途と使い方
- 自分に向いているヘアケア商品がわかる
この記事の目次
薄毛対策!6つのヘアケア商品
オススメ薄毛対策ヘアケア商品①:育毛剤
育毛剤とは何か
育毛剤とは、「頭髪が成長するための土台作りと薄毛・抜け毛の予防」
を行うためのヘアケア商品です。
育毛剤を説明するにあたり、まずは「育毛」という言葉の意味を理解しましょう。
育毛とは、今ある髪の成長を助けて、太く長く抜けにくい髪に育てることをいいます。
これは、今ある毛が健やかに育つような頭皮環境をキープしたり、そのような環境が崩れている場合には再構築することも意味します。
育毛剤にはこのように、今ある髪を太く長く育てる効果と頭髪が成長するための土台を作る効果があります。さらに、健全な頭皮環境が構築されることは将来起こるかもしれない薄毛や抜け毛に対しての予防にも繋がります。
以下の記事では育毛剤についてより詳しい説明をしているので、参考にしてみてください。
育毛剤の特徴
- 成長促進・脱毛予防・頭皮環境改善のための有効成分が含まれる
- 医薬部外品に含まれるため、薬局など市販購入が可能
- 副作用が医薬品と比べ少ない
育毛剤 おすすめの使い方
育毛剤の手順 | ||
1 | 育毛剤を付ける箇所に分け目を作る |
|
2 | 分け目に沿って頭皮に育毛剤を付ける |
|
3 | 自然乾燥させる |
|
4 | 頭皮マッサージする |
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こんな人にオススメ
- 薄毛・抜け毛が気になり始めてきた人
- 将来ハゲたくない人
- 薄毛対策を何から始めたら良いか分からない人
オススメ薄毛対策ヘアケア商品②:発毛剤
発毛剤とは何か
発毛剤とは、「男性ホルモンなどに働きかけ、ヘアサイクルを改善していくことで毛が生える作用を促進させる」ものです。
まずは「発毛」の意味から説明していきます。
「発毛」とは自分の髪が生えてくることをいいますが、一般的には抜け落ちた髪を再び生えてくるようにすることをいいます。
発毛剤には、「ミノキシジル」などの強い発毛成分が配合されいて、この成分が発毛作用を促します。
こちらの記事でより詳しい説明をしているので、チェックしてみて下さい!
発毛剤の特徴
- ミノキシジルなどの強い発毛成分が含まれる
- 疾患や症状を治療・改善する「第一医薬品」に分類される
- 効果が強い反面、副作用を考慮する必要がある
こんな人にオススメ
- 育毛剤を使用したけど効果が出なかった人
- 短期的に強い効果を求める人
- ある程度薄毛対策に費用を掛けられる人
オススメ薄毛対策ヘアケア商品③:スカルプシャンプー
スカルプシャンプーとは何か
スカルプシャンプーは「頭皮の洗浄効果と頭皮環境の改善」の効果を持つヘアケア商品です。
一般的なシャンプーは「髪や頭皮を洗う」という洗浄効果がメインの役割となります。
しかし、スカルプシャンプーは洗浄効果に加え、頭皮環境の改善に効果を発揮します。
スカルプシャンプーには、血行促進や頭皮の保湿、頭皮の炎症の抑制など様々な育毛成分を含み、これらの育毛成分が頭皮環境を整える働きをしてくれます。
育毛剤のような「今ある髪を太く長く抜けにくく育てる」強い育毛効果はありませんが、毎日のお風呂の際にスカルプシャンプーを用いることで良い頭皮環境を維持することができます。
スカルプシャンプーについての詳細やオススメ商品が気になる方はこちらの記事も参考にしてみてください。
スカルプシャンプーの特徴
- 洗浄効果に加え、頭皮環境を整える育毛成分を持つ
- 低刺激のものが多く、頭皮に負荷をかけずシャンプーができる
- 種類によってはフケの対策を行うことができる
スカルプシャンプーの使い方
スカルプシャンプー おすすめの使い方 | ||
1 | 入念にすすぐ | お湯の温度は38℃がベスト |
2 | シャンプー剤は適量を取る | 通常:1プッシュ 短髪:半~1プッシュ 長髪:1~2プッシュ |
3 | しっかり泡を立てる | 爪を立てると頭皮が傷つくため注意! |
4 | 指の腹で頭皮をマッサージする | |
5 | しっかりとすすぐ | お湯の温度は38℃がベスト |
こんな人にオススメ
- 育毛剤の使用はハードルが高く感じる人
- 抜け毛・薄毛を予防したい人
- 頭皮のニオイやフケ・かゆみが気になっている人
オススメ薄毛対策ヘアケア商品④:ヘアオイル
ヘアオイルとは何か
ヘアオイルとは、「トリートメント効果とスタイリング効果」を備えたヘアケア商品です。
パーマ・ヘアカラーなどの繰り返しや、アウトドアでの紫外線ダメージなど、髪は様々なダメージにさらされます。
髪にダメージを受けてしまうと、「髪が固くなる」「髪が切れる」「髪がぱさぱさになる」といった症状が出てきてしまいます。
ヘアオイルを使用すれば、髪にうるおいとツヤを与え、髪をダメージから守り補修することができます。また、商品によっては頭皮マッサージする際に使用できるものもあり、頭皮を健やかに保つスカルプケアとしての役割も担います。
ヘアオイルの特徴
- 髪に潤いとツヤを与える
- 髪のキューティカルを守り、傷んだ部分を補修するケア効果が含まれている
- オイルが頭皮を柔らかくして血行が良くなり、毛穴につまった汚れを落ちやすくすることで頭皮や髪質改善に働きかける
ヘアオイルを使う場面
- ヘアアイロンを使用するとき
- 静電気などが気になる時
- パーマや紫外線で傷んだ髪のケア
こんな人にオススメ
- 仕事や趣味で、紫外線を浴びる時間が高い人
- パーマやヘアカラーで髪が痛みがちな人
オススメ薄毛対策ヘアケア商品⑤:ヘアトニック
ヘアトニックとは何か
ヘアトニックとは、「頭皮の臭い、かゆみ、フケ、蒸れなどの不快な症状を改善してくれる」ヘアケア商品になります。
ヘアトニックを使用することにより以下の3つの効果が期待できます。
①頭皮のニオイ、かゆみ・フケなどの不快な症状の改善
②抜け毛・薄毛の予防
③頭の血行が良くなることで、顔のむくみが取れてスッキリする
発毛剤や育毛剤が医薬品・医薬部外品に分類されるのに対して、ヘアトニックは主に化粧品として分類されます(医薬部外品タイプもあります)。
化粧品とは、体を清潔にしたり、外見を美しくしたりする目的で、皮膚等に塗布等するもので、作用が緩和なものをいう。
商品によっては血行促進成分や育毛成分が使用されている商品もありますが、育毛剤に使用されているような極めて有効な育毛成分は使用されていません。
ヘアトニックは頭皮を清潔に保つものであり、育毛剤や発毛剤は薄毛・抜け毛を改善するものと理解しましょう。
ヘアトニックの特徴
- 頭皮を清潔に保つための化粧水的な位置づけのアイテム
- 頭皮の臭い・かゆみ・フケといったトラブルを改善する
- 主に化粧品として分類されるが、医薬部外品として分類される製品もある
- 育毛剤に比べるとヘアトニックの方がお手頃な価格
ヘアトニック おすすめの使い方
ヘアトニックの手順 | ||
1 | シャンプーをして、しっかりとタオルドライする | シャンプー後は頭皮が柔軟になり浸透力が高まる |
2 | 髪を小分けをしながら、頭皮に付ける。
前頭部に3~5カ所、後頭部に3~5カ所つける |
ローションタイプ:1カ所に1~2滴、頭全体に6カ所が目安
スプレータイプ:1カ所に約1秒、頭全体に8~10カ所が目安 |
3 | ヘッドマッサージをする | 血液やリンパ液の循環を促し、新陳代謝を高め、頭皮・毛髪の成長を高める |
こんな人にオススメ
- 頭皮臭・かゆみ・ふけなどのトラブルを抱えている人
- 手軽に薄毛対策を始めてみたい人
オススメ薄毛対策ヘアケア商品⑥:サプリメント
サプリメントとは
サプリメントは「必要な栄養素を普段の食事から十分に摂れないとき、その栄養素を補う」ものです。サプリメントの中でも、特にAGA(男性型脱毛症)の原因を抑制する成分が含むものは、通称育毛サプリと呼ばれています。
健やかな髪を育てるために、ビタミン類・タンパク質・亜鉛・鉄分などの栄養素が大切になってきます。
日々の食事でこれらの栄養素が取れていない場合、サプリメントで補ってみましょう。
特に「亜鉛」は薄毛対策に効果的な栄養素になります。
亜鉛は摂取したタンパク質を筋肉や骨、髪の毛等の組織に変える働きを持っています。この育毛効果に加え、AGAの原因となる「5αリダクターゼ酵素を抑制」する働きも持っています。そのため、薄毛・抜け毛の予防効果も同時に得ることが出来るのです。
AGAと5αリダクターゼについての詳しい記事はこちらを参考にしてください。
育毛サプリには、先ほど登場した亜鉛やノコギリヤシ・イソフラボンなどAGA(男性型脱毛症)の原因となる5αリダクターゼという体内酵素を阻害する働きを持つ成分が含まれています。
サプリメントの特徴
- 食品では摂りづらい栄養素をサプリメントによって補うことができる
- 育毛サプリメントにより、薄毛対策を行うことが出来る
- 大量に接種すると過剰症になる危険性がある
サプリメントの注意点
サプリメントの注意点 | ||
1 | 飲む量 |
|
2 | 飲み方 |
|
3 | 相性が悪い飲み物は控える |
|
こんな人にオススメ
- 偏りがちな食事をしてしまっている人
- 栄養素から薄毛対策を行いたい人
- 決まった時間に習慣的な使用が出来る人
各ヘアケア商品の特徴まとめ
育毛効果 | 発毛効果 | 薄毛対策・予防 | 頭皮環境整備 | ダメージ補修 | |
育毛剤 | 〇 | ー | 〇 | 〇 | ー |
発毛剤 | 〇 | 〇 | ー | ー | ー |
スカルプシャンプー | ー | ー | 〇 | 〇 | ー |
ヘアオイル | ー | ー | ー | 〇 | 〇 |
ヘアトニック | ー | ー | 〇 | 〇 | ー |
サプリメント | 〇 | ー | 〇 | ー | ー |
おわりに
今回は薄毛対策のヘアケア商品としてメジャーなものからマイナーなものまで幅広く扱いました。
各商品によって効果や特徴に違いがありますので、ご自身のお悩みに適しているものや始めやすいものから使ってみましょう!