初期脱毛はAGA治療の副作用?!
毛活先生
毛活先生
こんにちは、毛活先生です!

さて、みなさんの中でAGA治療を検討している方・されている方はいますか?

この治療には「初期脱毛期間」という期間があるのをご存じでしょうか。

あまり広くは知られていませんが、実際にAGA治療を行う際には理解しておきたいトピックです。

今回はこの、「初期脱毛期間」について解説していきます!

 

この記事を読めば、

「AGA治療には毛が抜ける副作用があると聞いたけど本当?」

「初期脱毛期間が不安で治療に踏み込めない…」

等の悩みを解決することが出来ます。

 

具体的に、初期脱毛期間とはどのようなものかを、易しい図解も含めて仕組みから解説します。

最後にはこの期間を乗り切る方法もご紹介しているので是非参考にしてくださいね!

初期脱毛期間とは?

初期脱毛期間って?

初期脱毛期間とは、AGA治療を行った時、最初に毛が抜けてしまうという症状が出る期間のことです。

せっかく毛を生やそうと思って始めたのに、毛が抜けてしまう…これ以上不安なことはないですよね。

実際に「副作用だ」「医療ミスなのでは?」「自分には効果がなかった」と感じ、治療を断念してしまう方もいるようです。

 

でも、ちょっと待って。

初期脱毛期間は決して悪い事ではないのです!

 

これを正しく理解するためには、毛のサイクルの仕組みなどから見ていく必要があります。

これから易しく解説しますので、不安に押しつぶされる前に一度一緒に学びましょう!

AGA治療の種類と初期脱毛

AGA治療とその種類

AGA治療とは

そもそも、AGA治療とはなにか?というお話から始めましょう。

 

AGAは、男性ホルモンの一種である「テストステロン」「5αリダクターゼ」という酵素によって

「DHT(ジヒドロテストステロン)」に変化してしまうことが一因の脱毛症です。

このDHTが毛髪を作っている部分に作用し、毛の成長を妨げてしまうことによってAGAが起こります。

AGAは進行性のため、劇的な改善をするにはきちんとした治療を受けることが必要です。

このために行われる治療がAGA治療です。

 

AGA治療には2種類あります。

一つは、5αリダクターゼの働きを阻害する「フィナステリド製剤・デュタステリド製剤(5α–還元酵素阻害薬)」を使った治療。

もう一つは、とにかく発毛を促す「ミノキシジル製剤」を使った治療です。

フィナステリド製剤・デュタステリド製剤のAGA治療

フィナステリド製剤とデュタステリド製剤は、どちらも5αリダクターゼを阻害する成分です。

つまり、この治療ではこれまで5αリダクターゼが阻害してきたヘアサイクルを正常に戻すことが行われます。

 

イメージで言うと、物が詰まったり錆びたりしてしまって動かなくなった歯車から

邪魔なものを取り除いたり潤滑剤を使うことによって、再び回るようにしてあげるような感じです。

止まっていた成長が再開され、生え変わる段階だった毛は抜け落ち、また新たに元気な毛が生えてきます。

 

気付きましたか?

そうです、ヘアサイクルが正常に戻ったことにより抜け変わりが生じる段階が「初期脱毛期間」なのです。

しかしこのフィナステリド製剤・デュタステリド製剤の治療法では、もともとのサイクルに沿って動きが再開するだけなので、

健常者の生え変わりとあまり変わらず「初期脱毛期間」を感じる方は少ないと言われています。

 

では、ミノキシジル製剤の方はどうでしょうか。

ミノキシジル製剤のAGA治療

ミノキシジル製剤は、毛根にある毛髪の元となる細胞「毛母細胞」に働き、活性化させます。

毛髪は、毛母細胞が細胞分裂をすることによって生え、この分裂が多いほど強く太く育つことが出来ます。

このため、ミノキシジル製剤を用いて毛母細胞の細胞分裂を促すことによってAGAを治療します。

 

また、ミノキシジル製剤にはヘアサイクルの中で成長が阻害されて健常でない毛を一旦リセットする効果もあります。

これにより一旦古いものを捨て、新たな土台を作ってから健康で太い毛を生やすことが出来ます。

 

イメージでは先ほども例にした歯車の状態から、動かなくなった歯車を一旦捨てて

新しい歯車に付け替えることによって、元の状態かそれ以上によく回っていくというような感じです。

 

古いものを捨て、新しい歯車を用意し、はめるまでには時間がかかりますよね。

ミノキシジル製剤のAGA治療では、このようなことが起こるため「初期脱毛期間」を感じやすく

長期間その状態が続くことによって様々な不安が生じてしまうことになるのです。

 

もちろん、この初期脱毛期間には個人差があるため全ての人がそのような症状を感じて悩むというわけではありません。

しかし、一般的にはミノキシジル製剤のAGA治療のほうがよりこの症状を感じやすいということを抑えておきましょう。

ヘアサイクルの仕組み

ヘアサイクルの仕組み

それでは、ここから実際にどのような仕組みでヘアサイクルが回っているのかを解説します!

先程は歯車のことを例に出しましたが、実際に起こっていることに沿った方がより理解が深まります。

ヘアサイクルを易しく図解!

ヘアサイクル

 

ヘアサイクルとは、このように毛髪が成長して古くなったら抜け落ち、また新しい毛髪が生えてくるという仕組みのことです。

古くやせ細った毛髪は生え変わることで、常に強く元気な髪が私たちの頭皮を守ってくれています。

 

ヘアサイクルには大きく分けて3つの段階があります。

  • 成長期

期間:約2~7年
毛髪の元となる毛母細胞が細胞分裂をすることで、発毛して毛が成長していく時期

  • 退行期

期間:約3~4週間
毛髪が成長しきって、次第にそのスピードが落ちていき、最終的には成長が止まる時期。

  • 休止期

期間:数ヶ月
新たな毛髪が下から生え、古いものが抜け落ちる時期。

 

健常であれば、図の左側のように、このサイクルがしっかりと機能して強く太い毛髪が育っていきます。

しかし、AGA患者では右図のように毛髪の成長過程が阻害され、

細く弱い毛髪のままであったり、すぐに抜け落ちてしまったりするのです。

 

このようになってしまった毛根は、一度リセットして土台を整えてから髪を生やさないと…!

と思いませんか?

それを行っているのがAGA治療であり、だからこそ最初は脱毛が気になる「初期脱毛期間」が起こってしまうのです!

初期脱毛は効果が出ている証拠!

つまり、初期脱毛はしっかりとAGA治療が効いている証拠なんです!

これは副作用というよりも、忍耐の期間にすぎません。

見た目からショックは受けやすいですが、あなたの頭皮が一生懸命土台作りをしてくれています。

未来を劇的に変えるには、ひと時の辛抱が非常に重要となるのです。

初期脱毛期間はどのくらい続く?

初期脱毛期間はどのくらい続く?

辛いとはいえ、初期脱毛期間には終わりがあります。

一般に、初期脱毛はAGA治療の開始から約10日~1か月ほどの時期に起こると言われています。

人によっては特にこの症状を感じなかったり、3ヶ月くらいまで続くことがありますが、

それ以上の期間続いてしまっている場合は注意が必要です。

長すぎる初期脱毛期間にはこれに注意!

およそ3ヶ月以上にわたって初期脱毛期間が続いている場合は、AGA治療の効果とは別の要因が関係している場合があります。

以下の要因にもし心当たりがある場合は、自分で出来る改善にはできるだけ早く取り組み、

必要であればかかりつけ医に相談することをおススメします。

生活習慣が乱れている

ヒトの体の不調はどんな時でも生活習慣の影響が切り離せません。
どんなに良い治療を行っていても、生活習慣が乱れていると十分に効果が発揮されないでしょう。
普段の食生活できちんと栄養が取れているか?
毛髪が育つように十分な睡眠をとることができているか?
過度なストレスで頭皮が委縮していないか?
このような、日頃のマイナス要因が無いか見直してみましょう。

薬剤で頭皮が荒れている

意外と見落としがちなのが、治療に用いた薬剤が体質に合っているかという点です。
AGA治療に用いられる薬剤は、発毛の効果が期待できる一方で
刺激が強い可能性があり、人にによっては頭皮環境が荒れてしまうことも考えられます。
頭皮にかゆみやかぶれなどの症状はありませんか?
もし気になる症状があれば可能な限り早めに治療を行っているクリニック等に相談しましょう。

薄毛の原因がAGAではない

そもそも、あなたの薄毛はAGAが原因ではないということも挙げられます。
薄毛の原因は様々あり、①②で紹介したことも含めて多くの要因が組み合わさって生じていることもあります。
AGAと何かが組み合わさっている場合もありますし、AGA以外の要因で薄毛になっていることもあります。
AGA治療が効かない場合は早めに相談し、原因を追求してから適切な対策方法をとりましょう。

初期脱毛期間を賢く乗り切る方法!

さて、ここまで読んで初期脱毛期間に関して正しく理解できたのではないでしょうか?

でも…初期脱毛期間はやっぱり辛い!

忍耐の時期とはいっても、どのように乗り切ろうか悩みますよね。

最後に上手く賢くこの状況を乗り越えられる方法をまとめておきます!

 

  • 坊主にする(短髪でも可)

思い切って坊主か短髪にしてみるのはどうでしょうか?
これから生えてくる髪と成長スピードが合わせられますし、
周りからも「あ、髪を短くしただけか…」と、あまり気にされないかもしれません。
また、髪が多い状態で続けるのに比べて生えそろった時の違和感が少なくもなるでしょう。

  • ウィッグを使用する

職業柄や好みの問題で、「思い切って短くできない!」という人は、ウィッグを使うのがおススメです。
あまり沢山付けるとカツラ感が出てしまいますが、部分的に少しだけつけるタイプも販売されています。
脱毛の進行に合わせて量を調節してうまく誤魔化しちゃいましょう。
しかし、蒸れやすいものは厳禁。
頭皮が蒸れて雑菌が増殖すると頭皮環境が悪化し、治療の効果が薄くなってしまいます。
始めはそのようなことが起こらないか、短時間の使用で様子を見てみると良いかもしれません。

  • 帽子を活用する

外に出る場合などは、帽子をうまく活用しましょう。
常に帽子をかぶっていると、ウィッグの際のように蒸れやすく、雑菌が増殖する原因となってしまいます。
できるだけメッシュ素材などの蒸れにくい素材の帽子を選びましょう。
また、帽子には汚れや紫外線から頭皮を守ってくれるという嬉しい面もあります。
薄毛を隠すだけでなく、上手く活用することでより効果的にこの期間を乗り切りましょう!

まとめ

いかがでしたか?

初期脱毛期間について詳しく解説してきました。

 

今回のことをまとめると、

●初期脱毛期間は、ミノキシジル製剤のAGA治療で感じやすい
●初期脱毛期間は、副作用ではなく治療が効いている証拠
●約3ヶ月以上続く場合は他の原因を疑う
●短髪にする・ウィッグを使用するなどして上手くこの期間を乗り切る

です。

 

初期脱毛期間がきても根気よく自分の頭皮と向き合い続け、

治療自体に原因がない限りは、この先に毛が生えることを信じてやり続けましょう!

きっと数か月後には発毛の効果が表れてきますよ!