抜け毛・ハゲは遺伝が原因?
毛活先生
毛活先生

皆さんこんにちは!

さて今回は、みんなが気になる「抜け毛・はげ」と「遺伝」の関係についてのお話です。

私も薄毛の家系に生まれたことから、自分も同じ運命に従うしかないのか…と思い毛活の研究し始めました!

皆さんの中にも、

「親族に薄毛が多く、自分の将来が不安…」

「抜け毛は遺伝するって本当?どうしようもないの?」

などと思っている方が沢山いるのではないでしょうか?

ここではそんな皆さんと同じような思いで毛活先生がこれまで調べてきた結果を、分かりやすく解説していきます!

この記事を読めば、

  • 何が遺伝するのか、何は遺伝しないのかが分かる
  • 遺伝の仕組みから、なぜ遺伝すると言われているのか理解できる
  • 運命に従うしかない?というもやもやをスッキリさせる

ことができます!

 

ひとりで悩まず、この記事を読んで一緒に不安を払拭していきましょう!

結論:AGAの抜け毛・ハゲは遺伝する

結論:AGAは遺伝する

やっぱり遺伝するのか!!

と落ち込ませてしまった皆さん、すみません。

はい、結論としてAGAの抜け毛・ハゲは遺伝すると言われています。

 

ただしAGAに関しては言われていますが、その他の抜け毛や薄毛に関してははっきりと遺伝が原因だとは言われていません。

では、なぜAGAは遺伝すると言われるのでしょうか?

AGAの大まかな仕組みと遺伝する2タイプの体質について、ここから詳しくお話しします。

AGAとは

AGAは、男性型脱毛症(Androgenetic Alopecia)のことで進行性の薄毛の症状が見られます。

日本でも、薄毛に悩む多くの成人男性がこのAGAを発症していると言われています。

AGAは一度発症してしまうと、根本的に食い止めるためにはしっかりとした治療が必要です。

少しでも疑わしいと思った場合は早めにクリニック等に相談するのが良いでしょう。

 

AGAは遺伝する、と言いましたが具体的にどのように遺伝するのでしょうか?

2タイプの遺伝の仕方についてそれぞれ解説します!

タイプ①:AGAの原因酵素の活動が活発!体質の遺伝

AGAは、男性ホルモンの一種である「テストステロン」が「5αリダクターゼ」という還元酵素によって

「DHT(ジヒドロテストステロン)」に変化することが一因となっている脱毛症です。

この「DHT(ジヒドロテストステロン)」が毛髪を作るのを阻害することによって薄毛が始まっていきます。

 

この過程の中で、「5αリダクターゼ」という還元酵素の活性にかかわる遺伝子が遺伝すると言われています。

このため、この活性が高い遺伝子を受け継いだ場合、より「DHT(ジヒドロテストステロン)」が生成されやすくなるためAGAを発症するリスクが高くなると言えます。

タイプ②:AGAの原因物質を受け取りやすい!体質の遺伝

先ほどの「5αリダクターゼ」の活性により「DHT(ジヒドロテストステロン)」が生成されると、

毛髪を作っている組織「毛乳頭細胞」で「DHT(ジヒドロテストステロン)」が受容体と結合して毛髪の成長を阻害してしまいます。

 

この受容体は「アンドロゲンレセプター」と呼ばれ、この受容体の感受性の高さが遺伝すると言われています。

どれだけ「DHT(ジヒドロテストステロン」が沢山生成されても、この感受性が低ければ毛乳頭細胞と結びつくことは無く、毛髪の成長が阻害されることはありません。

この感受性が高いタイプの遺伝子が遺伝することによって、より毛乳頭細胞と「DHT(ジヒドロテストステロン」が結び付きやすくなってしまうのです。

女性のAGAは遺伝しにくい

男性型脱毛症と呼ばれるAGAですが、男性ホルモンは女性の中でも作られているため、男性だけでなく女性も発症することがあります。

しかし、自分の母親や祖母がAGAである場合でも、子孫にその影響が及ぶことは少ないと言われています。

現に、薄毛に悩む女性の中でAGAが原因となっている方は10人に1人という調査もあります。

 

もちろん、女性であっても両親ともに原因の遺伝子を持っていれば、発症するリスクは他と比べて高いことは事実です。

しかし、男性もそうですが遺伝子を持っているからと言って必ずしも発症するとは限りません。

「遺伝子を持っている=(イコール)必ず発症する」というわけではないことを抑えておきましょう!

 

ここまで、ざっくりとAGAがなぜ遺伝すると言われるのかを見てきました。

これから、より詳しくAGAが遺伝している仕組みを解説していきます!

AGAの抜け毛・ハゲが遺伝する仕組み

AGAが遺伝する仕組み

AGAの遺伝の理由は分かりましたが、具体的にどのように遺伝しているのでしょうか?

 

はげに関する遺伝では、「母方の祖父がはげているとはげる」ということが一般によく言われることですが、なぜそのように言われるのか?

「父がはげているから自分もはげてしまうのでは?」という不安もよく聞きます。本当にそうなのでしょうか?

 

これらの疑問は遺伝の仕組みを理解することで解決することが出来ます!

先程ご紹介した、遺伝の2つのタイプ別にその仕組みを詳しく見ていきましょう!

タイプ①:5αリダクターゼ活性型の遺伝の仕組み(優性遺伝)

5αリダクターゼの遺伝は、優性遺伝であると言われています。

まずは「優性遺伝って何?」という所から解説します!

 

遺伝の際、親から子どもへと受け継がれる性質のことを「形質」と言います。

この「形質」が両親それぞれから受け継いでいるもののうち、優先的に子どもに受け継がれる方のことを「優性遺伝子」と言います。

例えば、母親は二重の目をしていて父親が一重の目の場合、一般的に子どもは二重になる可能性が高いと言われています。

これは二重という「形質」が「優性遺伝子」の方であるからです。

一方で、一重の方のことを「劣性遺伝子」と呼びます。

決して母親が強いからというわけでもなく、一重の人自体が劣っているというわけでもありません。

(※近年、優性遺伝のことを「顕性遺伝」、劣性遺伝のことを「潜性遺伝」と呼ぶことがあります。)

 

それでは下の図を参考に、5αリダクターゼの遺伝の仕組みを見ていきましょう。

 

5αリダクターゼの優性遺伝

 

この図のAは優性遺伝子、つまり5αリダクターゼ活性型の遺伝子を指します。

人はそれぞれ、両親のそれぞれから一つずつ形質の遺伝子を受け継いでおり、

「AA・Aa・aa」といったように優性遺伝子と劣性遺伝子の組み合わせとして表現することが出来ます。

 

上図では、両親のすべての組み合わせのパターンから、その子どもが持つ可能性のある形質のパターンを全て記載しています。

ご覧の通り、パターン1~3は子どもがすべて5αリダクターゼ活性型の遺伝子を持ちますが、

例え両親のどちらかが持っていたとしても、パターン4と5のように子どもの形質に現れない場合もあります。

さらに、この図ではすべてのパターンを書き出しているものですが、

自然の摂理としてパターン1や6のような極端な例は少ないものです。

 

つまり、優性遺伝子はどちらかの親が持っていれば自分も持っている確率は高いですが、

仮に親が持っていたとしても、絶対に自分に受け継がれているとは限らないということです!

 

それでは、次に2つ目のタイプの遺伝をご説明します!

タイプ②:感度の高いアンドロゲンレセプターの遺伝の仕組み(隔世遺伝)

感度の高いアンドロゲンレセプターの遺伝は、隔世遺伝と言われています。

隔世遺伝は、なんとなく聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?

 

隔世遺伝とは、先ほどの「形質」が親世代では発現していなかったものの、祖父母世代やそれ以前から遺伝子情報としては受け継がれており、

子どもで発現することによって、世代を飛ばして遺伝をしているように見えるというものです。

隔世遺伝は、「劣性遺伝子」が遺伝する場合が有名なのですが、今回の感度の高いアンドロゲンレセプターは少し状況が異なります。

文章で説明すると混乱してしまうので、早速下の図を見ながら解説していきます!

 

アンドロゲンレセプターの隔世遺伝

(※この図は、一般にAGAでの薄毛に悩むことが多い男性が発症する場合を考えて作成しています。)

 

まず、ヒトはこのように、X染色体とY染色体の組み合わせで男性と女性に分かれています。

男性は「XY」、女性は「XX」の組み合わせと生物学的には説明されています。

 

感受性の高いアンドロゲンレセプター遺伝子は、「X染色体」に存在する遺伝子です。

まず祖父母世代において、祖父がこの遺伝子を持っていたとすると、

この祖父が持つ「X染色体」は祖父の男児には受け継がれず、女児に受け継がれます。

(父母・子世代を参考に見れば、父のX染色体が男児に受け継がれていないことが分かりますよね!)

 

この女児が母となり子どもが出来た場合、一番下の段のように感受性の高いアンドロゲンレセプター遺伝子が男児に受け継がれ、AGAを発症する可能性があることが分かります。

このように、親世代では目に見えて発症例がなかったとしても、祖父母やそれ以上の世代でこの遺伝子を持っていた場合、子世代で発症するということがありえます。

これが隔世遺伝であり、「母方の祖父がはげているとはげる」と言われる所以なのです!

結論2:AGAは遺伝するが、運命に従う必要はない!

結論2:AGAは遺伝するが、運命に従う必要はない!

ここまで、AGAは遺伝するということと、その仕組みを解説してきました。

ただし、AGAではない抜け毛や薄毛に関しては今のところ遺伝との関係は明らかになっていません。

 

AGAも含めて、抜け毛や薄毛の悩みには遺伝だけじゃないその他の原因があることが多いです。

ここまでの内容を読んで、遺伝すると言われて不安になっている皆さん、まだ諦めるのは早いです!

あなたの悩みが、これからご紹介するその他の要因に起因するものであれば努力で解決できるかもしれません!

 

以下にその他考えられる要因と、それぞれどのように対策したらよいかをまとめましたので参考にしてくださいね。

遺伝だけじゃない!薄毛のその他の要因と対策リスト

  • 食生活
    • 栄養不足
      毛髪が生えない、強く育たない理由の分かりやすい原因として「栄養不足」があります。
      毛髪を作るのに必要な三大栄養素と言われているのは「タンパク質・ビタミン・亜鉛」です。
      これらの栄養素が普段の食事で十分に摂取できていないと、当然毛髪も育つことが出来ません。
      まずはこれらの栄養素がしっかり取れているか食生活を見直してみましょう。
    • 油っぽいものが好き
      また、油っぽいものが好きな方も要注意!
      脂肪分を多く摂取しすぎると、頭皮の皮脂分泌量が過剰になり、頭皮環境が悪化してしまいます。
      頭皮環境が悪化すると、毛髪が健康に育つ土台が保てなくなるため育ちが悪かったり、
      皮脂が毛髪の育ちを阻害してしまったりということになります。
    • 塩分の摂りすぎ
      意外かもしれませんが、塩分の摂りすぎも頭皮環境にとって良くありません。
      塩分が多いと血液中の塩分濃度が高くなり、ドロドロになってしまします。
      その結果頭皮の血行が悪くなり、毛髪を育てる栄養分が行き届きにくくなってしまうのです。
      味が濃い食べ物、ジャンクフードなど、おいしい食べ物には塩分が過剰に含まれていることが多いものです。
      まずはこれらを毎日少しずつ減らしていくところから始めてみましょう!
    • 過度な飲酒
      ヒトは、先程ご紹介した毛髪を育てるために必要な「アミノ酸」の一種を用いてアルコールを分解します。
      そのため、アルコールを摂取するとその分アミノ酸が消費されてしまうことになります。しかし、この影響はさほど大きいものではなく、多少の飲酒であれば問題ないと言っていいでしょう。
      問題なのは、過度に飲酒をした時です。アルコールは分解されると「アセトアルデヒド」という物質に変化します。
      この「アセトアルデヒド」がさらに肝臓で分解されれば良いのですが、これが分解しきれずに過剰に体内にあると血液に乗って体内を巡り、
      薄毛の原因とされる「DHT(ジヒドロテストステロン)」の生成を促進させてしまうと言われているんです!
      お酒はストレス発散の一つでもあるため、適度に飲むのはむしろ良いことだと思いますが、量に注意して嗜みましょう!
  • 血行が悪い
    ヒトの体が成長するためには栄養が必要です。
    毛髪も、栄養を使って強く太く成長していきます。
    この栄養を体内の各所に運んでいるのが血液です。
    血液の流れがスムーズであればあるほど、たくさんの栄養が毛髪に行き届きやすくなります。
    適度な運動や入浴をして血行を促進することや、血管を委縮するストレスの軽減・飲酒を控えるなどを意識して生活してみましょう!
  • ストレス
    ストレスは血管を委縮させ、血行不良を招くことに加え、男性ホルモンの分泌を促進するというデメリットもあります。
    薄毛はこの男性ホルモンの一種が「DHT(ジヒドロテストステロン)」に変化することによって促進されるため、
    元の物質が増えるとより薄毛へのリスクが高まってしまいます。
    しかし、そうは言っても全くストレスを感じずに日々生活をしていくのはなかなか難しいですよね。
    適度にストレスを発散したり、十分な睡眠を取ったりすることで可能な限りリフレッシュしましょう。
    自分に合ったストレス解消法を探して上手く乗り切るのも、一つの毛活の手段です!
  • 頭皮環境が悪い
    頭皮環境は、遺伝ではなく日々のあなたの行動で微妙に変化していきます。
    カラーやパーマを繰り返していたり、シャンプーの洗浄力が強すぎたり、過度に紫外線を浴びるなど頭皮に負担をかけすぎていませんか?
    このように頭皮に負担をかけることによって、頭皮に炎症やかゆみ・ふけなどの症状が出ていないかチェックしてみましょう。
    頭皮環境が悪いと、当然毛髪の成長にも悪影響が出てしまいます。
    シャンプーは育毛シャンプー・アミノ酸系に変える、頭皮に刺激が強い事を控えるといった事をできるものから試してみてはいかがでしょうか。
  • 喫煙
    タバコは様々な健康被害を及ぼすということで、辞めたほうが良いとよく聞きますよね。
    実は喫煙は薄毛にも悪影響を及ぼしてしまうことが分かっているんです。
    喫煙をすると、血管が委縮してしまう上に、毛髪の成長に必要な「ビタミン」が破壊されてしまいます。
    このように、頭皮に必要な栄養素が届きにくくなることで毛髪の成長が妨げられてしまうのです。
    タバコはその他の健康被害も多く出ることが知られていますので、できるだけ控えたほうが良いでしょう。
  • 運動不足
    適度に汗を流すと、汗と一緒に薄毛の原因物質「DHT(ジヒドロテストステロン)」が排出されることが分かっています。
    また、運動をすることによって血行が促進されるため、薄毛予防にはプラスの効果が働きます!
    これらの効果はそれぞれ顕著に出るものではありませんが、運動自体が健康にも良くストレス軽減にもつながるため、
    可能な限り普段の生活に運動習慣を取り入れていくのが良いでしょう!
    忙しい毎日に運動も取り入れるのは難しいですが、通勤時に徒歩や階段の使用を増やしたり、
    入浴後に軽くストレッチをするといったことから始めてみてはいかがですか?

AGAは治療できる時代!

前項のリストは全てクリアしているのに薄毛が止まらない…

医師にAGAだと診断されてしまった…

 

そんなあなた、それは遺伝かもしれませんね。

ですがそんな方でも、運命に従う必要はありません!

医療技術が進歩した今、AGAは治療できる時代になっているからです!

治療には様々なタイプがありますが、必要であればクリニック等に相談して自分に合った治療法を見つけましょう。

 

たとえ親族からAGAになりやすい遺伝子を引き継いで、発症してしまっても、クリニック等で適切な治療を行って改善させることが可能です。

つまり、「AGAは遺伝するが、運命に従う必要はない!」のです。

引き続き前項のチェックリストに当てはまらないようにご自身で意識しつつ、必要であれば治療を取り入れていけば良いので、遺伝を過度に恐れる必要はありません!

まとめ

いかがでしたか?

今回は抜け毛・ハゲと遺伝の関係を詳しく解説しました!

 

この記事のまとめはこちら!

AGAは遺伝する
●遺伝タイプ①:5αリダクターゼ活性型の遺伝は「優性遺伝」
●遺伝タイプ②:感度の高いアンドロゲンレセプターの遺伝は「隔世遺伝」
薄毛のその他の要因対策とAGA治療があれば遺伝を恐れる必要はない!

 

私も親族を見て遺伝を恐れていましたが、これらの事実を知ってから自分自身にできることが沢山あることを知り、気持ちが楽になりました。

みなさんも遺伝自体を過度に恐れるのではなく、一緒に少しずつ可能性を潰していくことで早めに対処していきましょう!